
”Eternity” Solo Acoustic Guitar (”エタニティー” ソロ・アコースティック・ギター)《CD》

ギター・ファン待望のウルフ・ワケーニウスのギター・ソロ・アルバムの登場。現在ヨーロッパを代表するギター・プレイヤーとして大活躍のウルフは、そのしなやかで繊細なプレイでアコースティック・ギターの名手としても人気が高い。本作品はメロディーの美しい映画音楽の名作の数々を収めた親しみ易いアルバムであり、彼のギターの魅力が存分に味わえる作品となった。
アーティスト:ウルフ・ワケーニウス
アーティスト:ウルフ・ワケーニウス
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今回のギター・ソロ・アルバムはジョー・パスへ捧ぐと明言したわけだが、そこに心の余裕のようなものが見てとれる。 というのも、前回のソロ・アルバムがパスの影響下にあるような演奏をみせたのに対して、今回のウルフは彼自身の音楽世界を描いたと思わせるからだ。 今回のほうが同時代性を強く感じとれる。そして彼のバーチュオーゾぶりを知らしめる芸術性の高い音楽表現を聴くことができる。 ジャズをベースにしてボサノバやクラシックなどの音楽性も反映されており、音楽のための音楽でも、ジャズのためのジャズでもなく、ウルフ・ワケーニウスというひとりの音楽家の心の情景や美しいものに対する思いが綴られた作品である。 高井 信成ライナーノーツより抜粋 |