このたび新しいCD「VOICE OF WIND,VOICE OF SEA~朝崎郁恵&風の楽団LIVE」がリリースされることになりました。
昨年来のコロナ禍の影響で、皆様にお会いできる機会も唄を聴いていただける機会も激減してしまい、不安の中で暮らす毎日でしたが、そんな中、CDという形で久しぶりに皆様に唄を届けられることになりまして、感謝の気持ちでいっぱいです。
このCDを通じて、奄美の唄が更に広がっていきますように、祈りを込めて皆様にお届けしたいと思います。
ありがてぃさまりょうた!!
2021年7月20日 朝崎郁恵
プロデューサーズ Note
2020年から続いていますコロナ禍の中、このたび朝崎郁恵と風の楽団の「新しい」CDをリリースできることになりまして、大変に嬉しく思います。「新しい」と書きましたが、このCDは2005年8月28日に愛・地球博で開催された朝崎郁恵と風の楽団によるライブを収録したものです。この録音は朝崎さんのマネージャーでもあった録音エンジニア、故森卓也氏によって収録され、長い間埋もれていたものです。私は1994年以来、朝崎さんの唄と関わってきて、様々な場所でご一緒させていただきましたが、この風の楽団との録音を初めて聴いた時に大変に感動して、なんとかこの音楽を多くの方に聴いていただきたいと思いました。そして森さんの奥様、順子さんの許可をいただき、風の楽団のメンバーの皆様にも許諾をいただき、CD化できましたことを心から嬉しく思います。
森卓也さんが目指されていたのは、奄美大島という地域性に留まらず、ボーダーレスなワールドミュージックとして世界に送り届けることができる音楽でした。ここでは朝崎さんの唄が持っているオーガニックな力と精神性、風の楽団の皆様の多彩な音楽性と適応力が絡み合って、唯一無二な世界が展開されています。殆どリハーサルもなく行われたという一期一会のライブ故にスリリングなところもありますが、それすらも魅力にしてしまうような凄さがこの両者の共演の魅力でもあります。
朝崎さんと風の楽団は2010年にもう一度、愛媛県松山市で開催された「ライブアース・まつやま」で共演しております。今回ライブアース・松山の代表である高岡大輔さんと、カメラマンの一楽さんには、その折の貴重な写真を提供していただきました。愛・地球博での共演時の写真が見つからなかったのは残念ですが、このように素敵な写真をCDにも使用させていただくことが出来まして、心より感謝いたします。
またこのCDの製作にあたり、朝崎さんが信頼されるお弟子さんの1人であるえぐさゆうこさんには、歌詞、対訳、解説の監修を、朝崎さんのマネージャーとして長年献身的に支えられてきた文結さんには、様々な場面での助言、サポートをいただきました。その他にも多くの方々のおかげで、ここまで辿り着くことができました。そしてCDのリリースを心待ちにしてくださった皆様も含めて、全ての方々のサポートに心から感謝いたします。
2021年7月20日 髙橋 全
(曲名クリックでご覧いただけます。)
風の楽団メッセージ